起こりがちな問題と対処方法
グループホームの中で起こりがちなトラブルと、その対処方法について紹介していきます。少人数で運営されるためアットホームな雰囲気があるものの、これまでの生活習慣や社会的地位、物事に対する考え方の異なる人間同士が共同生活を送るので当然なにかしらのトラブルは発生します。どのようにすればトラブルを事前に防ぐことができるのか、もし発生してしまったときにはどのように対処していけばいいのかを押さえておきましょう。
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少なくない!入居者同士のトラブル
グループホームは少人数で共同生活を送るアットホームな雰囲気がいいところなのですが、入居者全員仲がいいとは限りません。合わない人もいるでしょうし、その人と共同生活を送っていくことになるのでトラブルが発生することもあります。起こりがちなトラブルとしては、他の入居者の部屋に勝手に入ったなどのプライバシーに関する問題です。また、夜間徘徊に関するトラブルもあります。このようなトラブルは入居者同士のコミュニケーション以前に、本人の喪失感や孤独感が根幹にあります。
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トラブルがあった場合の対処法はこれ
入居者同士でトラブルが発生した場合には、当人同士がなるべく顔を合わせないようにスタッフ間で配慮する必要があります。また、孤独感からいじめなどの問題行動をしてしまう高齢者もいるので、孤独感を和らげるためにご家族の方に頻繁に来てもらうというのも有効な対処法です。入居者とスタッフの間でトラブルが発生しないようにするためには、お互いが理解しあう姿勢を持っておかなければなりません。会話だけではなく、行動からみえてくることがあります。
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入居者とスタッフ間のトラブル
入居者同士だけではなく、入居者とスタッフの間でトラブルが発生することも少なくありません。特に多いのが入居者からのセクハラです。認知症の症状が進行したことにより、悪意なくセクハラ行為に走る入居者もいます。注意しても改善されない場合はご家族と面談し、退去をお願いすることがあるかもしれません。そうしないと、スタッフを守ることができないからです。また、スタッフから入居者に対して行われる虐待も大きな問題です。