グループホーム内で発生する問題の対処法

グループホームとはどんなところ?
グループホームってどんな施設?

グループホームにはどのような入居者がいて、どのような役割を持った施設なのかなど、基本的な情報を紹介しています。メリットやデメリット、有料老人ホームとの違いなどについても知っていきましょう。

トラブルがあった場合の対処法はこれ

トラブルがあった場合の対処法はこれ

入居者同士のトラブルに対して

入居者同士でトラブルが発生してしまったときは、できるだけ当人同士が顔を合わせないように調整しましょう。そうすることで関係の悪化を防ぐことができます。スタッフやマネージャーが協力しながら、スケジュールを調整していきます。
また、できるだけご家族と会う機会を多く作るのも有効な対処法です。入居者間で発生するいじめは、孤独感からいじめに発展するケースがほとんどです。本来なら、人生経験が豊富な人たちなのでいじめは人として恥ずかしい行為であるという自覚があるはずが、ご家族と離れて暮らす孤独感からそういった考えが薄れてしまいます。ご家族と会う時間は、ほとんどの入居者にとって安心できる癒しの時間です。そのため、ご家族に頻繁に会ってもらうことで心の余裕を取り戻してもらい、いじめの発生を事前に防ぎましょう。

理解しあうために

入居者とスタッフ間のトラブルを防ぐために心がけておきたいのは、お互いが理解しあう姿勢を持つべきだという点です。入居者が発信する情報は言葉だけではありません。好んで食べているものはなにか、食事のスピードはどのくらいか、お風呂はゆっくり入るのか、施設内にお気に入りの場所はあるのか、など行動から読み取れるものがたくさんあるはずです。例えば、普段はあまりテレビに興味のない入居者も、スポーツ中継の時だけは熱心にみている場合、その入居者はスポーツが好きなのでしょう。そこでスポーツの話を一緒にすることができれば、関係を深めることができるはずです。
さらに、入居者のご家族から得られる情報にも注目しましょう。お酒が好きな人だった、好きな番組は○○だった、○○によく散歩に行っていた、などと思い出を聞くことができれば入居者のことがわかります。そのため、面会の際はご家族とも積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。このようにして関係を深めていけば信頼関係が生まれ、余計なトラブルは発生しにくくなります。

医療行為の対応範囲は広がる

医療行為についてですが、今後はグループホームに看護師が配置されるケースが多くなるでしょう。グループホームで生活する入居者は、社会の高齢化と同じ歩みを辿ってますます高齢化してきています。そのため、認知症以外の疾患を持っている入居者も多いです。医療行為ができないからと認知症以外の疾患を持っている人を拒否していると、逆に入居者が集まらないといった状況になるため、グループホーム側としては対応可能な医療行為の範囲を広げていかなければなりません。今後は今よりも看護師の増員や、訪問看護ステーションとの連携強化が見込まれます。

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