グループホームで働くやりがい

グループホームとはどんなところ?
グループホームってどんな施設?

グループホームにはどのような入居者がいて、どのような役割を持った施設なのかなど、基本的な情報を紹介しています。メリットやデメリット、有料老人ホームとの違いなどについても知っていきましょう。

こんなところにやりがいを感じています

こんなところにやりがいを感じています

やりがいを感じる瞬間

介護職全般に言えることですが、やはり誰かの役に立っているという感覚をダイレクトに得られる点がやりがいです。そしてグループホームの場合、ほかの施設と比べるともっと寄り添った介護ができるのでより大きなやりがいにつながります。グループホームの介護はマニュアル化されていません。入居者とともに家事をして、アットホームな雰囲気を保ちながら皆さんのサポートをしていきます。規模の大きい介護施設だとどうしても事前に決められたスケジュールをこなしていくことが優先されます。そのため、個人の希望を細かく聞くことができません。グループホームは少人数で入居者との距離が近いため、入居者ごとに要望を取り入れていくことができます。
介護には相手を思いやる気持ちが大切です。そのため、今以上に快適に生活してもらうにはどうすればいいかを常に探しながら業務を遂行していかなければなりません。そうするためには必然的に入居者のことを考え、こちらから寄り添って接していく必要があります。そうすることで入居者は心を開き、よりよい人間関係が生まれます。結果として環境がいい方向に改善され、それがやりがいへとつながっていくのです。
具体的にどのような瞬間にやりがいを感じるかと言うと、例えば普段はなかなかコミュニケーションをとってくれない入居者が、ふとした瞬間に自分のことを名前で呼んでくれたときなどはとても嬉しい気持ちになります。また、「あなたがいてよかった」とストレートに伝えてくれることもあります。看取り介護を実施しているグループホームであれば、最後が近くなった入居者から感謝の言葉をもらえることもあります。そのような機会があると、「最後までちゃんと寄り添えてよかった」という気持ちになります。

向いている人

介護職は人と人の関わり合いの連続です。入居者だけではなく、そのご家族やスタッフ間でのやり取りも多いでしょう。また、入居者同士でも頻繁にコミュニケーションが発生します。すべてにおいてコミュニケーションが重要な職場なので、コミュニケーションを上手にとれる人は向いていると言えます。また、グループホームは認知症とはいえ基本的に自分のことは自分でできる方が生活する施設ですが、だからといって見守りをしなくていいというわけでは当然ながらありません。そのため、体力・気力・忍耐力、そして人間力が必要になってきます。何が起きてもめげずに、よりよい環境を実現させるために辛抱強く頑張れる人が向いているでしょう。