介護スタッフとして必要なもの

グループホームとはどんなところ?
グループホームってどんな施設?

グループホームにはどのような入居者がいて、どのような役割を持った施設なのかなど、基本的な情報を紹介しています。メリットやデメリット、有料老人ホームとの違いなどについても知っていきましょう。

グループホームでの仕事に必要なことは?

グループホームでの仕事に必要なことは?

資質について

まずは必要な資質をみていきましょう。グループホームは入居者と一緒に食事や掃除などの家事を行います。そのため、日ごろから家事が苦手という人は不安かもしれません。とはいえ入居者と一緒にする家事は、やりすぎもよくありません。というのも、自立した生活を促すことで認知症の進行を和らげる目的があるので、できる限りは入居者のほうでやってもらえるようにサポートをしていくことが大切だからです。料理が得意な入居者だと、逆に教えてくれることもあります。完璧に家事をしなければならないというわけではないので、家事に不安がある人でも働いていくうちに慣れてきます。むしろ必要なのは、入居者の特徴を捉えて適切な対応をしていくことです。また、認知症であってもちゃんと一人の人間として尊重して接することが大切です。

資格について

資格についてみていきましょう。無資格の人はまず介護職員初任者研修の取得を目指してください。その後は実務経験を積みながら、国家資格である介護福祉士の取得を目指しましょう。働きながら資格を取得することができますので、最短だと3年間で介護福祉士を取得することが可能です。グループホームは社会の高齢化に伴いその数を増やし続けていますので、就職先に困ることはないでしょう。実務経験を積めば管理者として活躍することができます。
また、無資格からでも働ける職場は多いです。介護施設の中でもグループホームは未経験から始めて継続して働いている方が多い傾向にあります。また、職員の年齢層が比較的高く、主婦の方が多く活躍しています。

重視されるポイント

やはり資格があったほうが無資格よりも就職しやすいですが、その他にも重視されるポイントがあります。それが「人柄」です。グループホームは認知症の高齢者を相手にするため、忍耐強さやコミュニケーションスキルが必要となるためです。また、「なぜ認知症の方の介護をしたいのか」「認知症に対するイメージはどのようなものか」といった質問をされる可能性が高いです。そのため、認知症に対する知識を事前につけておいたほうがいいでしょう。認知症の方と接する際は感情的にならない心と臨機応変な対応力が求められます。徘徊や暴力行為も珍しいものではないので、事前に理解を持っていないと働き始めてから大きなショックを受けてしまいます。
また、主婦の方は日勤で働けるメリットがある一方、施設側は夜勤ができるスタッフも求めています。そのため、夜勤にも対応できる人は歓迎されるでしょう。